エスニック料理には欠かせない、パクチーについて。
コリアンダーなど似たような野菜もあるけど、同じものなの?
鮮度のよいものの選び方やおすすめの食べ方について、ご紹介します。
パクチーとは?コリアンダー、香菜との違いは?
パクチーは、セリ科の一年草で、地中海原産の香味野菜です。
”パクチー”、”コリアンダー”、”香菜(シャンツァイ)” 見た目は同じように見えますが、
実は、全て同じ野菜のことを指します。
パクチーはタイ語由来、コリアンダーは英語由来、香菜(シャンツァイ)は中国語由来
の呼び名です。
世界各国の呼び名が日本で広まっているように、世界各国のスパイスの効いた料理
には欠かせない野菜です。
パクチーの栄養価と効能
● β-カロテン :パクチーには特にβ-カロテンが多く含まれています。
効果としては、抗酸化作用と免疫を活性化させる作用があります。
また体内でビタミンAに変換される栄養素で、お肌や粘膜などの
健康維持にも役立ちます。
● ビタミンE :強い抗酸化作用があるビタミンになります。
動脈硬化や血栓の予防など、血管を健康に保つ作用も持ちます。
● リナロール :パクチーの独特な香りの成分で、整腸作用があります。
また他にも、鎮静作用や抗不安といったことにも、作用があります。
● デトックス効果 :パクチーは、体内に溜まった水銀や鉛などの有害物質を排出する、
キレート作用という働きを持っています。
身体から悪い成分を排出するということから、デトックス効果
があると言われています。
鮮度のよいパクチーの選び方・保存方法
選び方
1.葉がみずみずく緑色が鮮やかなもの
緑色は鮮度のよい証拠で、収穫から時間が経つと、葉が黄色っぽく変色します。
また、さらに古くなると、黒くなり、腐り始めるので、葉の色には注意しています。
2.茎が太すぎないもの
茎が太いものは、筋ばって固く、生で食べる時に食感が悪いので、細いものの方がよい。
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保存方法
パクチーの葉は傷みやすく、冷蔵庫での保存でも一週間以上経つと、
葉の色が変色し腐敗していきます。
葉の部分はできるだけ早く、1週間以内には使うようにしています。
(香りも少しずつ弱まってしまうので、早く料理に使った方が、美味しくいただけます)
おすすめの食べ方
エスニックチキンのパクチー添え
中手羽をナンプラーとレモン汁で漬け込み、カリカリに焼きます。
生のパクチーを添えて、一緒にいただきました。
パクチーは、水で洗った後よく水分を取って使うようにします。
(水分がついていると、水っぽく、パクチーの美味しさが半減)
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パクチーと豚肉のオイスターソース炒め
豚肉をよく炒め、きのこを加えた後、オイスターソース、おろしニンニクで味つけ、
最後にパクチーを加えて軽く炒めて完成です。
パクチーを加えるだけで、エスニック料理になるので、いつもの料理に飽きた際には、最適です!
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まとめ
鮮度のよいパクチーの選び方と保存についての注意点などご紹介しました。
生で食べても、炒めものにしても、エスニック料理を感じることができる食材になります。
デトックス効果やお肌にも良い効果があったり、キレイでいるのには必要な野菜のようです。
さらに、香りには、気持ちを落ち着かせてくれる効果があるので、これからも美味しくいただきたいです。
・パクチー、コリアンダーなど、いろいろな呼び名(言語の違い)があるが、全て同じ野菜
・強い抗酸化作用の効能。独特な香りには、整腸作用や鎮静作用などがある。
・選び方のポイントは、葉が緑色で鮮やかなもの。茎は細いものがよい。
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