春のおとずれを伝えると言われる、ふきのとう。
初めてふきのとうを使った料理をしたので、選び方や下処理方法などをご紹介します。
ふきのとうって何?旬はいつ?栄養と効能
”ふきのとう”とは、フキのつぼみの部分のところになります。
出回る時期としては、冬から春先で、2~3月頃が旬です。
ふきのとうの栄養価と効能
- カリウム :人体に必要なミネラルの一つで、余分なナトリウムを排出する作用
があります。(高血圧に効果) - 食物繊維 :腸の動きを活発にしたり、腸内細菌のエサとなり、腸内環境の改善
に役立ちます。 - ビタミンE :抗酸化作用を持つビタミンの一つ。体内の脂質の酸化を防ぐ効果
があることから、生活習慣病や老化の予防に役立ちます。
香り・苦味成分の効能
- フキノリド(香り成分) :胃腸の働きをよくしてくれる効果があります。
- アルカロイド(苦味成分) :腎臓のろ過機能を高めたり、肝臓の解毒作用。
ただし食べすぎには注意が必要。 - ケンフェロール(苦味成分):ポリフェノールの一種で、抗酸化作用。
ふきのとうの選び方
1.根元や葉などが黒ずんでいないもの
鮮度が悪くなると、切り口などが黒ずむので、キレイな緑色のものを選ぶよう
にしましょう。
2.つぼみが固く閉じているもの
つぼみが開いてくると苦味が強くなってしまうので、がくが開いていないものを
選ぶのがよい。
3.つぼみが大きすぎないもの
成長しすぎたものは、苦味が強いので、小ぶりなつぼみを選びましょう。
ふきのとうは、鮮度が特に重要で、摘んだばかりのものは、エグみが少ないので、
鮮度のよいものを選ぶようにしましょう。
ふきのとうの下処理(オリーブオイル漬け)
今回は、下処理後に、オリーブオイル漬けにして保存したので、その手順をご紹介します。
①ふきのとうを水につけて、よく振り洗いをします。
がくの間に砂などが入り込んでいるので、よく洗い流します。
②お鍋に塩一つまみ入れて、お湯を沸かし、1分茹でます。
③ザルに上げて、冷水に1時間さらしておきます。
1時間ほど水にさらして、苦味とアクを抜きます。
※苦味や香りが強い野菜なので、個人的には1時間以上水にさらした方がよいと感じました。
④水にしっかりさらしたら、水気をキッチンペーパーでしっかり取ります。
⑤フライパンにオリーブオイルを大さじ5、塩小さじ1/2、水気を切ったふきのとうを
入れて炒めます。
⑥弱火で炒めて、オリーブオイルとふきのとうをよく絡ませて、完成です。
冷蔵庫で保存して、5日間ほどで食べきりましたが、時間が経っても色が黒く変色
することはありませんでした。
食べ方
クリームチーズとふきのとうのベーグルサンド
クリームチーズとふきのとうを自家製ベーグルではさんでいただきました。
ふきのとうの苦味もクリームチーズでマイルドになり、美味しくいただきました。
まとめ
ふきのとうは、野菜直売所で見かけても、なかなか手が出なかったのですが、
思い切って試してみたところ、独特な苦味と香りがあり、美味しくいただきました。
今回試したオリーブオイル漬けは、ベーグルサンドにするだけでなく、
パスタソースにしたり、茹でたじゃがいもと和えたりすることで、
爽やかな春の味を楽しむことができそうです!
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