食卓の主役になることは少ないですが、調味料や薬味など、なくてはならない存在で、毎年夏の終わりの時期に冷凍保存用にたくさん仕込んでいます。
今回は、新しょうがの選び方や保存方法について、ご紹介します。
しょうがについて
1) 旬はいつ?栄養と効能
新しょうがですが、実の部分の色が薄い黄色で、茎が赤みを帯びているものになります。
新しょうがを2、3か月寝かしたものが、根しょうがとなります。スーパーでよく見る、実が乾燥して茶色のものが、根しょうがです。
新しょうがは、根しょうがと比べると辛みが少なく、そのまま食べても、繊維質もあまり気にならずにいただけます。
新しょうがの旬ですが、6月~8月頃に収穫の最盛期を迎えるようです。
続いて効能ですが、しょうが特有な辛みや香りにより、身体によい効果をもたらしてくれます。
ジンゲロン、ショウガオールという辛み成分は、殺菌・抗酸化作用、血行促進に効果があります。
次に、香り成分のジンゲロール、シネオールは、発汗効果があり、冷え性の防止になります。またジンゲロールには、免疫を高める効果もあります。
しょうがを上手く使うことで、風邪の予防につながりそうですね。
2) 選び方
続いて、しょうがの選び方についてですが、3点がポイントになります。
① 表面がクリーム色で実が大ぶりなもの
② 茎が太すぎず、茎の付け根が鮮やかな赤いもの
③ しょうがの切り口が乾燥していないもの
古くなると切り口がどんどん乾燥して、表面がしおれてくるので、特に③は気を付けてみるようにしています。
3) 保存方法
新しょうがは、根しょうがに比べると水分が多いので、傷みやすくなります。
我が家では、毎年、新しょうがの時期にたくさん買ってきて、冷凍保存をしています。
またその時に、しょうがの茎も冷凍保存しています。
茎の使い道は、鶏だしなどお肉を煮込む時の臭み消しに、しょうがの茎を使います。
<冷凍保存の手順>
① 茎としょうがの部分に分けて、よく水洗いして、表面についている土を取ります。
② しょうがの部分は、千切りやみじん切りにカットして、キッチンペーパーで水気を取ります。
③ 水気をしっかり取ったら、料理に使う一回分くらいの小分けにして、ラップで包み冷蔵保存します。
④ 次に、茎は半分にカットし、キッチンペーパーでよく水気を取ります。
⑤ 茎については、小分けのお茶パックに入れて、冷凍保存します。
保存期間についてですが、1か月ほどがよいようですが、2、3か月経ったものでも、しょうがの香りはしっかり残っていました。ただ早めに使い切るようにしています。
4) 食べ方
しょうがご飯
新しょうがの時期にはよく作っていて、だし汁(昆布、かつお節)と塩のシンプルな味付けにしています。たっぷりのしょうがと油揚げを入れて、炊いています。
ナスとピーマンのしょうが豚肉炒め
豚肉、ナス、ピーマンをよく炒め、味付けは、和風に仕上げていて、しょうが、醤油、みりんです。最後にすりおろしたしょうがを上にのせて、さらにしょうが風味にしています。
まとめ
今回は、しょうがについてのご紹介でした。
これからの寒くなると風邪予防によいので、しょうがを料理に多様して、内側から温めるようにしたいと思います。
冷凍保存の準備は少し時間がかかりますが、準備しておくと、時間のない平日にササっと使えるので、非常に便利です。是非皆さんもお試しください!
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