最近になって野菜直売所で見かけるようになった、”のらぼう菜”。
菜の花みたいだけどちょっと違う?
そんなのらぼう菜について、選び方や調理方法についてご紹介します。
のらぼう菜とは?旬はいつ?栄養と効能
東京都多摩地区や埼玉県で、多く栽培されている、アブラナ科の野菜。
耐寒性に優れているようで、生育力の高く、3~4月頃に旬を迎える、春野菜です。
つぼみがあり、菜の花に似ていますが、菜の花ほど苦味やクセが少ないので、食べやすいです。
生のままでは、食べられないので、ゆでるか炒めるかが必要になります。
また茎の部分も、美味しくいただくことができるので、茎も捨てずに調理してください。
のらぼう菜の栄養価と効能
- βカロテン:緑黄色野菜に含まれている栄養素で、のらぼう菜にも豊富に
含まれています。皮膚などの粘膜の健康維持に効果がある他、
抗酸化作用もあります。 - 鉄分:赤血球の材料になり、また全身に酸素を運ぶ役割のあるミネラルです。
鉄分の吸収率を高めるビタミンCものらぼう菜には含まれているので、
効率よく吸収できる食材です。 - カルシウム:骨や歯の成長を保つために必要な栄養素です。
美味しいのらぼう菜の選び方
1.葉に張りのあるもの
葉がしおれやすい野菜なので、できるだけ張りのあるものを選ぶようにします。
2.茎が細いもの
茎が太くなると、すじばったもの食感のものが多いので、できるだけ細いものを選びます。
また茎の色が赤紫色のものは、冬の寒さで糖度が高まったものになります。
のらぼう菜のゆで方
①葉と茎を分けて、水につけて振り洗いをします。
つぼみの間や茎と葉の間など、砂がたまりやすいので、よくすすぎます。
②鍋に塩一つまみ入れて、お湯を沸かし、茎だけを入れ、30秒ゆでます。
※ポイント※
茎は火が通りずらいので、先に茎だけでゆで、その後、葉を入れます。
③葉を入れてさらに、45秒ゆでます。(ゆで時間合計、1分15秒)
④ゆで上がったら、水に上げて、冷まします。
⑤水気をよく取り、好みのサイズに切り分けて完成です。
調理方法
のらぼう菜のおひたし
だし、醤油(もしくは、めんつゆ)で味つけて、かつお節をかけていただきました。
のらぼう菜の苦味と青菜の甘みを感じ、美味しくいただきました。
まとめ
見たことはあったけど、どういう風に食べたらいいかわからないので、
なかなか手が出なかったのですが、ゆでて食べたら、ほんのり苦味と野菜の甘みがあり、
美味しい春野菜でした。
・見た目は菜の花に似ているが、苦味やクセが少なく食べやすい
・βカロテンやミネラル(鉄分やカルシウム)が豊富
・ゆでる際のポイントは、茎と葉を分け、ゆで時間を調整して、茎もしっかり火を入れる
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