鮮度のよい新玉ねぎの選び方と常備菜(玉ねぎチャンアチ)

新玉ねぎは、辛みが少ないので、生で食べたり、スープにしたりと、
春の時期には、食卓に出る機会が増えます。
今回は、鮮度のよい新玉ねぎの選び方、調理方法についてご紹介します。

新玉ねぎとは?旬はいつ?栄養と効能

新玉ねぎとは、収穫後にすぐに出荷された玉ねぎのことです。
一年中見かける普通の玉ねぎは、収穫後乾燥させて、保存性を高めてから、出荷しています。
それに対して、新玉ねぎは、乾燥せずにすぐ出荷されるので、みずみずしく、皮が柔らかく、
辛みが少ないのが特徴になります。
新玉ねぎの出回るのは、3~4月頃の春の時期に旬を迎えます。

新玉ねぎの栄養価と効能

  • 硫化アリル:玉ねぎの辛みと香りのもとになる成分。血液が固まるのを防ぎ、
          サラサラにし、高血圧や動脈硬化などの予防に効果があります。
          ただし水溶性なため、水にさらすと成分が流れ出てしまいます。
  • ケルセチン:ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があります。
          免疫力の向上や老化防止に効果があります。
  • オリゴ糖 :腸内の善玉菌の働きを活性化し、便秘解消や肌荒れの予防に
          効果が期待できます。

新玉ねぎの選び方・保存方法

選び方

1.表面に傷、カビがないもの
新玉ねぎは傷みやすく、傷の箇所から変色が始まります。
また表面の色などにも注意し、カビが付着していないかも確認します。

2.重みのあるもの
玉ねぎの中身が固く締まっているものほど、重みがあり、水分もしっかり
保っているものになります。

3.葉がついている場合は、葉が青々としているもの
古くなると葉先が茶色く変色してくるので、葉の傷み具合も確認

保存方法

普通の玉ねぎは、冷暗所での常温保存が多いですが、
新玉ねぎについては、乾燥せず出荷されており、水分量が多いため傷みやすいです。
冷蔵庫での保存をし、1週間以内に処理するようにした方がよいです。

新玉ねぎの常備菜

新玉ねぎの甘酢醤油漬け(チャンアチ)

毎年春の新玉ねぎの時期になると、甘酢醤油漬けにして、常備菜にして楽しんでいます。

”チャンアチ”とは、韓国料理で野菜の漬物のことで、醤油や味噌などを漬け込む料理になります。

材料
・新玉ねぎ:小サイズ 4ケ
(合わせ調味料 A)
 ・醤油:大さじ3
 ・酢:大さじ2
 ・梅シロップ:大さじ1
 (梅シロップがない場合は、梅酒かはちみつで代用)

①新玉ねぎをくし切りにします。

②(合わせ調味料 A)をあわせておきます。

③(合わせ調味料 A)の中に、カットした新玉ねぎを入れて混ぜ合わせます。

④冷蔵庫で保管し、1日に1度混ぜて、甘酢醤油が全体に馴染むようにします。
下の写真は、漬け始めてから、3日間経ったものになります。(2日後くらいからが食べ頃)

本来チャンアチは、保存性を高めるために、醤油などの調味料を沸騰させてから、
漬け込みますが、うちでは作る量が少なく、1週間以内に食べ切ることにしているので、
常温の漬け汁のままで作っています。

食べ方

もちろんそのまま、甘酢醤油漬けとしていただくこともありますが、
和えものにしたり、タルタルソースにしたりと、ひと手間加えて、楽しんでいます。

タルタルソース

ピクルスの代わりに、甘酢醤油漬けをみじん切りにし、タルタルソースにしました。
新玉ねぎのエキスが溶け出した、甘酢醤油を調味料としても使うことで、
栄養素を余すことなく取り入れることができます。

新玉ねぎと油揚げの柚子胡椒和え

油揚げをフライパンでパリパリになるまでよく焼き、
一口大にカットしたあと、新玉ねぎと和えます。
新玉ねぎに味が十分ついているので、味付けは、柚子胡椒を小さじ1加えるのみです。
油揚げを焼くだけで、手軽にできるわりに、満足度の高い一品になります。

まとめ

新玉ねぎの選び方と、新玉ねぎを使った常備菜についてご紹介しました。
甘酢醤油漬け(チャンアチ)にすれば、血液サラサラにする、玉ねぎのエキスを余すことなく
採れるので、是非お試しください。

・新玉ねぎは、乾燥せずに出荷するので、みずみずしく、皮が柔らかく、辛みが少ない。
・選ぶときのポイントは、表面の傷、カビなどは要確認
・新玉ねぎの甘酢醤油漬けにすることで、血液サラサラにする成分を余すことなる活かせる

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