あしたばの天ぷらくらいしか、イメージありませんでしたが、今回初めて食べてみました。
効能や下茹での仕方について、ご紹介します。
あしたばって何?旬はいつ?栄養と効能
あしたばは、セリ科の植物で、2月中旬頃から出始め、3、4月頃に旬を迎えます。
漢字では、”明日葉”と書き、「今日、葉を摘んでも、明日には新しい葉が出ている」
ということから名前がついたようです。非常に生育の早い植物になります。
あしたばの栄養価と効能
- β-カロテン:ほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれているもので、
抗酸化作用と免疫を活性化させる作用があります。
体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜などの健康維持に役立ちます。 - 食物繊維 :含有量がほうれん草に比べ2倍含まれています。
腸内環境の改善だけでなく、血糖値上昇の抑制にも効果があります。 - カルコン :あしたばの茎からにじみ出ている黄色い汁が、カルコンという
ポリフェノールの一種です。
効能としては、強い抗酸化作用、抗菌作用があるほか、
血糖値の上昇抑制にも効果があります。 - クマリン :こちらもポリフェノールの一種で、カルコンと似た効能があり、
抗酸化、抗菌作用があるのと、血流改善に効果があります。
また最近、アルツハイマーの予防にも効果があるとも言われています。 - ルテオリン:利尿作用があり、むくみの改善に寄与します。
あしたばの選び方
1.葉の色が緑色が鮮やかで、張りのあるもの
収穫してから時間が経ったものは、葉に張りがなくなってしまったり、
色も変色してしまうので、そのようなものは避けてください。
2.茎があまり太すぎないもの
茎が太く成長しすぎたものは、筋っぽく感じてしまうのと、苦味が強かったりします。
3.茎の切り口が変色していないもの
葉と同様に収穫してから時間が経つと切り口が変色していきます。
あしたばの下茹で方法
①根元を切り落として、葉と茎に分けて洗う
②お湯の中に、茎を入れて1分茹でます。その後、葉も加えて更に1分茹でます。(合計2分間)
※ほうれん草などに葉もの野菜よりも火が入りにくかったため、少し長めに茹でました。
③ボウルにあげて、冷水で冷やしたら、水気を絞ります。
④好みのサイズに切り、完成です。
あしたばってどんな味?
あしたばは、少し苦味とかつお節のような味わい(香り)がある野菜です。
人によっては、茹でたものをそのままで食べるのに抵抗がある人もいるかもしれません。
今回試したように、ツナや納豆を加えることで、香りなどもそこまで気にならず、
美味しくいただくことができました。
調理方法
ツナとあしたばのポン酢和え
茹でたあしたばに、ツナを加えて、ポン酢醤油(もしくは、醤油とお酢)で味付けします。
さっぱりとした味ですが、あしたばとツナでしっかり旨味を感じ、美味しくいただきました。
あしたば納豆
納豆とあしたばを和え、お醤油を加えるだけの簡単なものです。
あしたばのかつお節のような香りと、納豆が合い、苦味も気にならずにいただくことができました。
まとめ
今回初めて、あしたばを調理してみましたが、クセになる味わいのある野菜でした。
青汁の原料に使われているように、健康に非常に食材です。
旬の時期しか、手に入りづらいですが、また見かけたら買いたいなと思います。
馴染みがないと敬遠されていた方も、是非一度手にとってみてください!
コメント