今回は、大根の選び方と下茹方法をご紹介します。
大根の旬、栄養と効能について
大根には、いくつも品種がありますが、一般的に見かける青首大根についてです。
青首大根は、葉から下の部分が薄緑色している大根のことです。
11~2月頃が旬で、旬の大根は、みずみずしく、甘みが増しています。
一方、春から夏のものは、辛味が強くなります。
大根の栄養価と効能
根の部分の効能としては、ビタミンC(免疫力を向上)と消化酵素(食べ物の消化を促進)
が豊富です。また大根の辛味成分のイソチオシアネートには、抗がん作用や抗菌作用があるようです。
免疫力や、抗菌作用などがあるので、大根を食べることで、風邪の予防になりそうです。
大根の選び方・保管について
大根の選び方としては、以下を注意して選んでいます。
1.全体が白く、はりのあるもの。
古くなると少し柔らかくなるので、表面のはりを触って確認するようにしています。
2.葉の部分が、緑色でみずみずしいもの。
葉の部分からも鮮度がわかるようで、時間が立ったものは、はりがなく、
黄緑色に変色するので、そのようなものは避けるようにしています。
3.根元の緑色が薄緑色のもの。
緑色が濃すぎるものは、食感がスカスカで、煮物などには使いずらいです。
下の写真は、少し濃すぎるので、もっと緑色が薄いものを選ぶ方がよいです。
鮮度保つ保存のポイント
保存時の注意点としては、葉付きの大根は、必ず葉の付け根から切って保管するようにしています。
大根葉を切らずに保管してしまうと、根の水分を葉が吸収してしまうようなので、ご注意ください。
大根の下茹でについて
下茹でをすることで、柔らかくなり、味がしみこみやすくなるので、
煮込み料理に大根を使う場合には、必要な工程になります。
①大根をよく洗い、皮をむいたら、3cm幅でカットします。
②大根の表面に十字に隠し包丁をいれたら、半分にカットします。
③お鍋に大根を入れ、中火にかけ、沸騰したら弱火にして、15~20分間煮ます。
④竹串を刺して、柔らかくなっていれば、お湯から引き上げて、できあがりです
食べ方
大根と鶏手羽の煮物
醤油、みりん、お酒、昆布だしで煮汁を作り、鶏手羽と下茹でした大根を入れて、
20分ほど煮込みます。
鶏手羽と大根に味が染みたら、ゆで卵を入れて、さらに5分ほど煮込み、完成です。
下茹ですることで、煮込時間が短くても、大根がほろほろで、味も短時間でしっかり染み込みます。
おでん
寒い冬は、おでんを食べて温まっています。
大根もたくさんいれて、よーく煮込んで、数日かけてゆっくりと食べています。
うちのおでんの特徴は、餅巾着(油揚げの中にお餅入れたもの)です。
また今度詳しくご紹介します。
まとめ
寒い時期の野菜なだけに、おでんや煮物など、冬の食卓には欠かせない野菜になります。
- 大根の旬は冬で、旬の時期の大根は、みずみずしく、甘みが増す。
- 効能は、ビタミンCの免疫力向上、辛味成分の抗菌作用により、風邪の予防に最適。
- 選び方は、根の部分に張りのあるもの。葉からも鮮度確認。
- 煮物には、下茹ですることで、味がしみやすく、美味しく仕上がります。
旬の時期の大根は、甘くて、みずみずしいということなので、美味しく大根をいただきましょう!
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